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寝起きの腰痛 四時半病

腰痛には色々あるが、朝早く腰が痛くて目が覚める、長時間寝るとより痛い、この様な腰痛を私は四時半病とよんでいる。女性が50歳 男性が60歳ぐらいから起こるいたみだ。
カイロ治療師としての最初の20年間、腰痛の人を手当てするとき、レントゲンを見る機会に恵まれなかったため、問診 触診 動診をして背椎を頭に描き、治療の方向 強さ 深さを決めアジャストをしたものである.その間延べ10万人ぐらい手当てをしたが骨折などの事故が起こらなかったのが幸いだった。
朝,腰が重い 痛い 仕事を始めると痛みが無くなる人の腰部のレントゲン写真には、腰椎の骨棘の形成、ブリッジの形成即ち骨がつながるなど、骨の増殖が見られる。この様な椎体の変形が見られる人が、朝の腰のこわばりがあり、長く寝ていられない人である。
病院で言う変形性脊椎症である。
これが即ち私が言う四時半病である。この様な人は、早く起きて散歩をする、仕事を始めると痛みがとれる。身体を動かし、温めると楽である。私の治療院にもこの様な方がたくさん来てくださる。無理の無い強さで背中を押圧し、腰をマニピュレイション台で左右へ振ってあげている。関節を緩め動きを与えてあげるのだ。動きの無い腰椎の靭帯と関節は、比較的短時間で骨化してしまう。家庭での手当ては、少しぬるめの風呂にゆっくり入り、温めて軽い屈曲 伸展 側屈 回旋をしよう。

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by hiroshimakairo | 2005-06-06 20:01 | 腰痛
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