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ギックリ腰でテレビ取材

テレビ局から電話あり、年末に多くなるギックリ腰の特集をテレビ宣言の中で組みたいと取材を依頼された。 
今までにも何度も取材を受けているが、広島テレビのゴールデンタイム何百万人の人がカメラの向こうで見、聞いていると思うと、少し早口になってしまう。
今回はギックリ腰、私が治療師に成った30年前のギックリ腰と今のギックリ腰の原因の違いを話す事にする。
30年前の治療対象者は男女を問わず戦後の日本の何も無い時代、牛馬のように前屈姿勢で頑張った人たち、身体はおのずと腰猫背、腰椎後湾になっていた。
家庭での手当は伏せて背中、腰を後ろから丁寧に押してあげれば8割の人は楽になった。現在は違う。
30年の時の経過は日本人の生活環境を激変させた。農作業もほとんど機械化田んぼに足を入れなくても米が取れる、家庭での労働も全て電化が進み腰での前屈姿勢が無くなった、
日本人の胴長,短足の体型も欧米人の様に足が長くなった。身長は伸びたが専門的にスポーツをする人以外、運動不足で腹筋、背筋が弱い、特に腹筋が弱い、立位でお腹突き出し背中猫背に成っている。
30年間で日本人の立ち姿が腰の部分で全く逆転した。ギックリ腰の原因が大きく変わった。おのずと治療の方向は腹側から背側にと逆になった。筋肉強化運動も腹筋の強化が主体になる。
今回のテレビ宣言は自分が生きた時代、姿勢習慣よってギックリ腰の原因、対処方法に違いがあること、若い人、身体を動かさない人はほとんど腹筋が背筋に対し負けている、腹筋の強化運動を指導した。11月22日に放送された。
by hiroshimakairo | 2005-12-09 13:56 | ギックリ腰
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